【九州コミュニティ探訪#1】地域課題をビジネスチャンスに!自治体と企業がつながるサテライトオフィスとは【株式会社あわえ編】
こんにちは。
株式会社SPIQUE代表のヤマモトです。
毎週水曜19時更新と謳っているものの、
いまだかつて約束を守れたことがない
大好評、スパイクブログの時間でございます。
今回から僕が担当する記事では
「九州コミュニティ探訪」と称して…
九州で活動しているコミュニティの
取り組みや魅力を発信していきます。
僕の地元である福岡を中心に
「九州には、こげんよかコミュニティがあるとばい!(ドンッ」
と、より多くの人に魅力を発信できればと思います。
ちなみにこんなコテコテの博多弁は普段1ミリも使いません。
とはいえ、弱小コーポレートサイトの一角に設けられた「メディア」と呼ぶにはおこがましさ120%のブログ。
まだまだPV数もたかが知れているわけです。
「そもそも取材を引き受けてくれる方はいるのか?」
という、一抹超えて百抹の不安があったわけですが…
快く引き受けてくださった企業がいらっしゃいました。
初手から企画が破綻する可能性もあったので感謝しかありません。
いつもの癖で一生分のありがとうを速達で送るところでした。
こちらの企業はプレスリリースを見て知ったのですが、僕にとってゆかりのある場所で活動されていたので、脊髄反射でオファーさせていただいた次第です。
今回は広報を担当されている方が東京からオンラインで、福岡のとある地域でコミュニティマネージャーをされている方がオフラインで取材に応じてくれるとのこと。
ありがたやありがたや🙏
ということで早速、その”とある地域”で
コミュニティマネージャーをされている方に会いに行くため…
すこぶる天気の悪い山にきました。
いや〜、誰がどう見ても悪いね。
手前の車と空が限りなく同じ色だもんね。
天気はあいにくですが、空気は澄んでいて、都心部には無いマイナスイオンをビンビンに感じます。
実はここ、僕の地元である古賀市の薬王寺という場所なのです。
引用:Googleマップ
JR古賀駅から車で15分ほどの距離にあり、知る人ぞ知る「薬王寺温泉」という名湯が湧いています。
古書神学の研究家である清水大晃さんが、
“筑紫の不老不衰の薬泉を以もって難病業者に実験し効験顕著なりき”
という古書の記述を研究しているうち
薬師如来のお告げにより、鉱泉の発見に至ったとされています。
本当です。
※道中にはお薬師さまの水があり、1回40ℓまで汲むことができる。
薬師堂の薬師如来にお賽銭を奉納、参拝するのを忘れずに。
そんな薬王寺にある「快生館」というインキュベーション施設で、サテライトオフィスを構える株式会社あわえ様が第一回目のゲスト。
「サテライトオフィス」とは…
地方や都市近郊にオフィスを構えることで、家賃や移動コストを削減したり、
地方在住の優秀な人材を獲得するなど、働き方改革の一つとして、注目されている動き。細けぇことはググってください。
そんなサテライトオフィス誘致を軸とした
地方創生のプロフェッショナル集団が株式会社あわえ。
2021年11月に快生館に古賀オフィスを開所し、絶賛、我が地元である古賀市の地方創生に取り組まれています。
元々、温泉旅館であった「快生館」は、
コロナの影響で事実上閉館となる予定だったそうです。
しかし、「重要なコミュニケーションの場としての側面は残しつつ、今後の社会変化に合わせた新しい価値創造できる場所にしたい」との思いから、インキュベーション施設にリノベーションしたとのこと。
株式会社SALTという会社が施設を運営されており、現在、協働で地方創生に取り組まれています。
元々、宴会場だったというオサレなコワーキングスペース。
引用:快生館 公式HP
昼寝不可避のフリースペース。
引用:快生館 公式HP
2月スタートを予定している天然温泉。
※施設利用者限定で立ち寄り入浴不可。
ちなみにどの部屋にも企業案件かと疑うぐらいにYogiboが置いてあります。
ということで、ここからは広報の清水さんと古賀オフィスのコミュニティマネージャー有吉さんに、あわえの取り組みや古賀の地方創生について聞いていきます。
あわえが地方創生に取り組む理由
清水さん、有吉さん、
本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
まず、あわえさんがどんな会社なのか教えてもらえますか?
あわえは2013年に設立された会社で、本社は徳島県の美波町にあり、古賀市含めオフィス拠点をいくつか構えています。
事業としては、
サテライトオフィス誘致をメインに
自治体の関係人口や地域循環を促すような仕組みを届けていて、258の自治体を支援させていただいてます。
(※2022年1月現在)
※同じく福岡県にある八女オフィスの南仙荘。徳島県美波町の本社を拠点に新宿、八女、古賀の4箇所にオフィスを構えている。
引用:株式会社あわえ Facebook
年間で30自治体以上のペースで支援されてるんですね。
はい。
ありがたいことに、その功績が認められて
ふるさとづくり大賞で優秀賞をいただいたり、地方創生の界隈では認知されております。
他にも森林関連の会社である「四国の右下木の会社」やデュアルスクールの全国展開や新しい学びのかたちを提供する「ミライの学校」など、
地方創生を軸に複数のグループ企業を展開しています。
※デュアルスクールは、住民票を移動させずに、地方と都市部の2つの学校で就学できる制度のこと。
引用:株式会社あわえ 公式HP
「地方創生」という幹が1本あって、
それを中心に様々な事業が枝分かれしてるんですね。
ちなみに本社を徳島県の美波町に置いているのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
「なんで美波町で?」ってよく言われるんですけど、代表である吉田の故郷だったということも一つあります。
あと、吉田が元々手掛けていた「サイファーテック」という東京のITの会社があるんですが、美波町には社員の受け入れで大変お世話になったんです。
だから、その恩返しとして「ビジネスの力で地域課題を解決できないか」そして、「美波町を起点にそのロールモデルを全国に広げることができないか」と考えたのが発端です。
元々は別の会社の採用でお世話になった町だったんですね。
はい。そこは、エンジニアを募集しても
全然人が集まらなかったんです。
いくら広告かけても駄目みたいな感じで、
なんかもう自己肯定感の喪失というか
ボキボキっと心が折れたらしいんですね。
どこの会社もそうですけど、求人って苦労しますよね。
当時、吉田が千葉で稲作の活動を週末だけやってたんですけども、そこには結構人が集まってくるんですよ。有志で集まった仲間が。
そこから、都会に住んでる人の中でも「自然に触れたいとか、何かしら生の手触り感みたいなものを求めてるんじゃないか」みたいなところにヒントを得たんですね。
であれば、
「自然と近い職場で仕事をする環境が一定数に刺さるのでは?」
という仮説がそこで生まれたんです。
今でこそ「ワーケーション」なんかの言葉も流行ってて、地方にいながら仕事するって当たり前になってますけど、当時からそういった兆候はあったんですね。
はい。そんな時にちょうどタイミング良く美波町が「旧老人ホームの施設を活用したい」とのことで、そこでサイファーテックのサテライトオフィスを設立したところ、3倍以上の社員数になったんです。
東京で求人かけてた時とはえらい違いですね(笑)
本当にびっくりですよね(笑)
その伸びを見て「これはイケる!」という感触と、地方には空き家だったり、高齢化だったり、さまざまな地域課題があるんですよね。
であれば、「日本の社会課題の先進地である美波町で地域課題を解決して、その処方箋を届ければ、もっと全国の地域でお役に立てる」と考えて、
あわえを設立したという経緯です。
※明治時代に建てられた銭湯「初音湯」をリノベーションした美波町オフィス。
引用:株式会社あわえ 公式HP
「地域課題」を「地域資源」と捉え直す
美波町含め、これまでどんな取り組みをしたり、そこからどんな効果がありましたか?
例えば「若者が来て元気になった」とか、「祭りの担い手ができた」とか、「消防団が継続できる」とか…
本当に小さなことではあるんですけど
そういった地域に対する効果っていうのはありますね。
美波町にあわえが進出したことで
ファッションブランドができたりとか
東京のラーメン屋がサテライトラーメン屋を出したり、フルーツサンドのお店をやったり…
サテライトオフィス一社ではあるんですけど、そこからの波及力でどんどん活性化していくんです。
※美波町のサテライトラーメン屋「阿波尾鶏中華そば 藍庵」
引用:株式会社あわえ Facebook
歯車が一つ回ると、他もぐるぐる動き出すイメージですね。
その成功モデルを全国地域に広げていきたいってことですか。
まさにその通りです。
この美波町のモデルを同じく福岡県の八女市や古賀市で起こせないかと思っています。
ただ、美波町でやってることの設計や
ノウハウを抽出してお届けはできるんですけど、実際呼び込んで動きを加速させるにはやっぱり人が重要。
だから有吉が今、そのために古賀にいるっていう感じですね。
つまり、古賀市の未来は有吉さんが握ってるわけですね?
完全にそういうことです。
プレッシャーがすごい!笑
清水さんがおっしゃるとおり、
美波町の成功モデルをそのままそっくり当てはめられるかっていうと、当然、難しいと思うんです。
地方創生を実現する中で大切になってくる
考え方とか要素ってなんでしょうか?
「地域課題を地域資源と捉え直す」ことですかね。
例えば、福岡県の八女市ですと
害獣被害が結構すごかったりするんですよね。イノシシが畑を荒らしまくりみたいな感じで。
確か全国でもトップクラスに多かったと思います。
それって地域の人からすると困りごとなんですけど、例えば、都市部の食品系の企業からすると…
「えー!めっちゃいいジビエの材料じゃん!」
「ラッキー!仕入れ先見つけた!」
みたいな(笑)
逆にお宝なわけですね(笑)
です(笑)
そういった地域課題を地域資源と捉え直す機会を「サテライトオフィス誘致のコンサルティング」や「マッチングイベント」で創出しています。
そうすると、そこで価値創造が生まれ、ビジネスが成り立っていくというわけです。
ピンチをチャンスに変えるきっかけを創られてるんですね。
でも確かに、自分が地方創生を促そうと思ったら、そもそもマイナス面ではなく、プラス面だけに目を向けてしまいがちになると思います。
そこを「どういう切り口で発信していこうか?」みたいな。
そうなんですよね。
例えば…
「うちの地方はイチゴが美味しい!」
「海も山も川もあって自然がたくさん!」
みたいな。
それは一つの魅力として良いと思うんですが、
「みんなあるってそれ…笑」
と、ツッコミたくなる時もあります。
ただ、それって内部の人だけだと
外に向けて何が引っ掛かるのか、何が誘因なのか、何が魅力かってことに気づきにくいだけなんですよね。
逆に外部の人だと固定観念的なものが無いので、中の人が気づいてない魅力に気づけるって感じですかね。
その通りです。
だからこそ、外から来た有吉とか
うちのローカル・インテグレーターたちが
その自治体の本当の魅力に気づいてあげる必要があります。
「こういう企業や最近の企業動向からすると、古賀市ってこういうところが魅力に映りますよ!」
というのを誘ってあげることが我々の役目なんです。
なるほど。
ちなみに清水さん、有吉さんから見た
古賀市の魅力ってなんだと思いますか?
田辺市長じゃないですかね(笑)
間違いないですね!笑
まさかの市長!笑
※2018年より古賀市長を務めている田辺一誠さん。
引用:古賀市オフィシャルサイト
これは冗談じゃなく本当です!
サテライトオフィスを検討されている企業さんってベンチャーが割と多く、意思決定までのスピードが速いし、担当も決裁者が多いんですよね。
そうなった時に 自治体側の意思決定も同じぐらいのスピード感だと話は早いんですけど、役場の担当者だと話が進まなかったりとかが多いんです。
対照的に田辺市長はというと、
「古賀市に来てくれたらすぐに行きます!」
と言ってくれるぐらいスピード感のある方ですし、意思決定もめちゃくちゃ早いです。
「呼んだらすぐ来てくれる市長」って、
全国でも田辺市長ぐらいなのでは?
誘致する側から見ても、あのフットワークの軽さは、間違いなく古賀市の魅力の一つだと思いますね。
確かに、首長のスピード感は
町の魅力の一つかもしれませんね。
では、有吉さんから見て古賀の魅力はどんなところでしょう?
フッ軽の市長以外でお願いします。
(笑)
なんか全部ちょうどいいですよね。
山とか自然な部分もあるうえに
「ちょっと都心の方に出たいな」ってなっても、博多まで電車で20分ぐらいで行けるじゃないですか?
単純にめちゃくちゃ住みやすいと思います。
あと、本当に古賀は良い人が多いです!
今、挨拶周りさせてもらってるんですけど、嫌がる人は全然いないですし、皆さん、快く受け入れてくださります。
市長然り、人そのものが魅力って
最上級の褒め言葉で嬉しいですね。
僕、12年前に古賀駅のコンビニでバイトしてたんですけど、
未成年のヤンキーがタバコ吸いながら店に入ってくるわ
40歳ぐらいの男3人に因縁つけられてリンチされるわ
古賀の民に対して、あまり良い思い出がありません…
あの頃からちょっと変わったのかな。
世紀末すぎません?
もしかしたら有吉が良い人を引き寄せてるんですかね。
つまり、僕が悪人ってことですか?
「類は友を呼ぶ」と言いますから。
ヒドい!!!!!泣
(笑)
というのは冗談で、
オープニングイベントを11月にやったんですけども、地元の方も積極的に撮影入っていただいたりとか、本当にとても良い人たちばかりでした。
そのイベントの中で有吉から
「食に興味があるから、食に関わるイベントがしたい!」
みたいなお話をさせてもらったんですけど、それに関して声かけてもらったりもしたみたいで。
有吉さんは「食」に興味があるんですね。
そのあたりも詳しく教えていただけますか?
私、前職は惣菜を扱っている食品メーカーで勤めてたんです。
元々、自分自身が料理やお菓子づくりを通じて親子での時間ができ、料理を教わったことで、食やものづくりへの興味が湧いたという体験がありました。
だからこそ食に携わる仕事がしたくて、
栄養学なども勉強して食品メーカーに入ったんです。
念願叶ったわけですね。
ただ、「お惣菜が作りたいんじゃないんだよな…」って、働いてる途中で気づき始めたんです。
「畑から野菜ってこうやって採れるんだよ!」
「野菜はこうやって育って、採れて、切って、炒めて、こうなるんだよ!」
みたいな、食育を子供たちにしていきたいと思って。
あと、大人にも自然に触れてほしいっていうところで、自分の中で「食」とか「自然」みたいなのがキーワードになった感じですかね。
そんな時にちょうど、
あわえからスカウトがありました。
コミュマネに大切なのは「軸」があるか
おー!絶好のタイミングですね。
ちなみに前職も含めて、
コミュニティマネージャーの経験はあったんでしょうか?
まったくないです!
今、うちの会社には3名のコミュニティマネージャーがいるんですけど、みんな未経験で入ってきてますね。
前職の業種は今とまったく違って、
車屋さんだったりとか、観光関連の仕事に関わっていたとか、それこそ有吉は食品メーカーだったり、皆さんバラバラです。
「コミュニティ運営はこうあるべきだ!」
みたいな先入観が無いほうが、自由な発想でコミュニティづくりに取り組めるかもですね。
そうですね。
「自分が楽しんでる取り組みじゃないと人はついてこない」という考えが、あわえの理念としてあります。
だからこそ、
コミュニティーマネージャーには、
自分の好きを中心に思うようにやってもらって構わないと伝えています。
有吉の場合だと、食を通じた家族とのコミュニケーションだったり、美波にいる子は、車が好きなので車を通じたコミュニティ作りとか…
それぞれの切り口で、本当に自分が楽しめることに上手く人も巻き込んでいってやってくれているのが、あわえのコミュニティマネージャーの強いところだと思います。
「幅広く興味あります!」っていう人よりも、有吉さんみたいに「食に興味があって〜」とか、何か軸を持ってる人の方がコミュニティマネージャーの素質があるなと思いますね。
一つのことに特化してるって、
それだけで強みですよね。
ってことは、あわえさんは
その土地のコミュマネに全てを任せているというか、運営の仕方なんかも口を出さないみたいな感じなんですか?
九割九分九厘、任せてます!
他の企業から見たら、
放任しすぎてると思われるかもしれません(笑)
ほぼ100でお任せしてるんですね(笑)
でも、上からアレコレ指示されて機械的にやるよりか、各々、主体的に進めていくっていう方が責任感も生まれて、結果的に会社もスタッフも良い方向に進みそうですよね。
そうですね。
「これぐらいの企業は誘致してね」っていうところは、仕事としてコミットしてもらわなければいけません。
ただ、その土地での地域づくりのやり方とか方針とか、そこはもう全部コミュニティマネージャーにお任せしてますね。
信頼が厚いんですね。
有吉さんにお聞きしたいんですけど、
今後、古賀オフィスへ企業さんを誘致するにあたって「こういう風にやっていこう!」みたいな考えってありますか?
スタートは全部イベントですね。
マッチングイベントに参加したい自治体さんを募って、その中でプレゼンしていただくといった感じです。
例えば…
「古賀市にはこんな魅力があって、
でも逆にこういうことに困っています。
解決してくれる企業さんいますか?」
みたいなプレゼンをしていただいた後に
興味を持った企業さんと個別で繋げて、
そこから誘致が始まるといった流れですね。
今のところ、古賀に興味がある企業さんっているんでしょうか?
結構いらっしゃいますよ!
全国的に見ても結構人気な町だと思います!
進出してからこんなスピードでアプローチのある町って中々ないですよ。
えー!モテモテなんですね、古賀!
ちなみに興味を持ってくれている企業さんって、業種とかジャンルとか…どんな企業さんがいるんですか?
色々ですね。
それこそコミュニティ作りの実績がありますって企業さんや
お子さんの教育に特化した企業さんとか…
本当に色々な企業さんが手を挙げてくれてます。
サテライトオフィスを構えたいっていう企業さんは年々増えてるかなと思います。
先日、総務省のデータが出でましたけども、令和元年のサテライトオフィスの開設数は710箇所、そこから1年間で開設数は916箇所となっていて、200箇所以上も増えています。
コロナ禍の影響っていうこともあるんでしょうけど、働き方に柔軟に、かつ地方で何かしたいみたいな。
企業としても「地方に何かネタがないかな?」っていうアンテナが立ってきてるんじゃないかなと思いますね
さっきも言いましたけど、
今はワーケーションなんかの働き方が浸透しつつありますからね。
そうですね。
ただ、私たちは別にワーケーションを誘致したいわけではないので、
地域に根付いてビジネスをやってくださる、地域課題を解決してくださる企業に来てもらえると嬉しいです。
あくまで地方創生ってところが軸ですもんね。
はい。
なので私たちのマッチングイベントは質の高さにはこだわってますね。
自治体さんがプレゼンする前には、
「こういう見せ方した方がいいですよ」っていうところをしっかりお伝えしています。
もちろん企業さんに対しても、
「相談する時はこういうところ気を付けてください!」
「売り込みって感じられると自治体さん逃げちゃいます。」
みたいな感じでアドバイスさせていただいてます。
お繋ぎまできちんと丁寧にやっていくことで、進出検討の可能性がそのイベントで上がるので、「質が高いですね!」って言っていただくことが多いです。
一つ一つの自治体、企業に丁寧に向き合っていて素晴らしいです。
ありがとうございます。
快生館と古賀市のこれから
では、最後になりますが、
今後、快生館をどんな場にしていきたいか、どんな取り組みをしていって古賀を盛り上げていきたいか
お一人ずつ教えていただけますか?
「今日、快生館行ってみようか。」
みたいな感じで、地域の方が気軽に来れる場所にしたいと思っています。
かつ「快生館行ったら、有吉いるな。」と、私自身も魅力に思ってもらえるようになりたいですね。
あと、やっぱり私自身は「食」っていうところの強みがあるので、
食を通して大人も子供も皆に何か与えられたらとも思っています。
それで快生館が盛り上がって、古賀市が盛り上がってっていう、そんな場所とかイベントにしていきたいなと。
有吉を起点に、SALTさんや古賀市の方々と協働で、「古賀に住んでいたら、こんな生き方ができる、こんな仕事があるよ」っていうような多様な選択肢を生み出せたらいいなと思います。
次世代の子たちが、たくさんの選択肢持てるような地域に
有吉をきっかけに創ってもらえたらというのが私たちの期待するところですね。
これからのあわえさんの取り組み、
そして古賀市が盛り上がっていくことを
とても期待しております。
本日はありがとうございました!
ありがとうございました!
ーーー
過疎化や高齢化、耕作放棄地、空き家問題…
地方にはさまざまな課題が山積みです。
もちろん全部が全部、一企業の取り組みにだけで解決できるような問題ばかりではありません。
しかし、真正面から地域課題に取り組むあわえさん、そして、あわえさんの呼びかけに手を挙げる企業さんたちは、地方自治体にとって非常に貴重な存在なのではないでしょうか。
個人的には僕の地元である古賀市が
これからどんな風に盛り上がっていくのか楽しみです。
取材後、有吉さんが駅まで送ってくれたのですが、その車中で「古賀は私に任せんかい!」的なことを言ってたような気がします、いや、言ってました。
とてもとてもとてもとてもとても期待しています。(気負わず、気楽にやってください。笑)
今後も古賀オフィスの取り組みやイベントなど、隙あらば紹介していきたいと思っていますので、
ぜひ、これからも弊社ブログをチェックしてください!
では、今回はこの辺で。
fin.
文・撮影:山本 彬央
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■株式会社あわえ
所在地:徳島県海部郡美波町日和佐浦114
東京オフィス:東京都新宿区神楽坂6-46 9F
古賀オフィス:福岡県古賀市薬王寺95(快生館)
八女オフィス:福岡県八女市黒木町今544(八女市地域しごとづくり拠点施設 南仙荘)
代表者:吉田 基晴
事業内容:サテライトオフィス誘致支援、自治体と企業のマッチングイベント、
地域コミュニティ支援クラウドサービス、二地域就学制度「デュアルスクール」、
企業版ふるさと納税募集支援など、地方創生に関わる事業を展開。
設立:2013年6月
URL:https://awae.co.jp/
古賀オフィスSNS
FaceBook:facebook.com/awae.koga.kaiseikan
Instagram:https://www.instagram.com/awae_kogaoffice/
■快生館
所在地:福岡県古賀市薬王寺95
URL:https://kaiseikan.info/
■株式会社SPIQUE
所在地:福岡県福岡市中央区大名2-6-11 Fukuoka Growth Next
代表者:山本 彬央
設立:令和2年2月20日
事業内容:ファンコミュニティの設計・運営・D2Cサポート、
オンラインコミュニティプラットフォーム「Village」の開発・提供・運営
URL:https://spique.jp
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